聖なる夜

勇気と尊厳に満ちたアンジェラに・・・。

教壇の上でおばちゃんが喋っている。集団妄想についての刺激的な講義を繰り広げているものの、どういうわけかまったく集中できない。ボクの二つ前の一個左に座っている女が色っぽくてたまらないっす。ぐへへ。横にいる男はなにか別の作業に没頭しており、にきびだらけの顔を人差し指でこすりながら、そんなことをやってもにきびは一向になくならないのに、絶望的な動きを続けている。いまおばちゃん先生が「早めに終わるつもりだったのですが」とか言って、もうそんなこと言わなければもともと期待してなかったものなのにがっかりする。それにしても横の男の顔のいじり具合はすごい。結構病気なんじゃないかと思うくらいに顔をこするというかつねるというかかいている。実際よくよく聞いてみると今日の講義はおもしろい。だけれども講義というのはもともとおもしろくないもので、そのおもしろくない講義が面白くなったところで、やすしきよしの漫才ほどにおもしろくなるべくもなく、そういったことをおばちゃん先生に教えてやったらヒステリックに怒るのだろうか。いやもしかしたら静かに怒るかもしれないし、あるいは頭からツノが生えてくるかもしれない。やっぱり集中して聞こうという意思はあるけれどもどうしても集中できず、こうやってブログに逃げているわけで、おばちゃんはあそこの関西人はさっきからなにをペタペタペタペタタイピングしとんねんと思っていても、それはもう一度指が動き始めたら止まることを知らない。

そういえば今日の朝は起きたら声が激変していた。まるで声変りの起こったオナニー中毒の中学生のようだ。声が激変したのは昨日鮭をいっぱい飲んだからで、鮭と打ったのは間違いでけれども鮭を飲むという図を想像するとかなりの具合でおもしろいので鮭一匹を丸飲みしたということにしておくことをお許しください。

昨日鮭を飲む前にはおいしい鶏を煮たのをルームメイトと土丼とゼミの先輩という意味のわからんメンバーで飲んだ。その後ケーキを食った。そして酔いつぶれて部屋に行って寂しく寝た。すっぽんを真鍋かをりと食べに行ってそのあとラブホテルに行ってやりまくった。三回目の射精の瞬間に目がさめた。部屋の収納棚からパンツの替えをとりだした。そうして20歳最後の日が終わった。

(7月7日 12時41分)