バイバイ遠藤☆ハロー円行

休日の学校は人の影もまばらで、特に今日は神宮あたりで野球の試合をやっているらしく、多くの人はそちらに出払ってしまい、数人しかいない図書館というかメヂアセンターとやらで文章を書いている。そこでは各人がそれぞれの作業をしており、とめどなく襲ってくる退屈をしのごうと躍起になっているが、ボクはそれらすべてを見渡せる場所に位置し、彼らの一挙手一投足を見つめ、なにかブログに書くネタはないものか、目を光らせている。そういえばボクのルームメイトの一人が寝言で「こんなん慰めにもならんわ」と言っていたが、どういう意味だろう。

昨日は大好きなウディーアレーヌ監督の「サニーローズ」じゃなくて「アニーボール」という映画を友人5人くらいで見ていたが、やはりいつ見てもつまる映画だと思った。アニーホールにしろマンハッタンにしろウディさんのダイアンキートンとのキスシーンというのはあまりに素晴らしく、そのシーンのウディの口説き方を急いでメモっていた友人の気持ちもわからないでもないと思った。けれどもあれを彼がどこかで実際に使っているところを想像するとおもしろくて仕方がない。今後彼が使うことができぬよう、ここにそのシーンのセリフを書いておくので、言われた人は気をつけてください。
(嫌なことがあって彼女の機嫌が悪くなった後)「このままじゃ気まずいまま分かれることになるからキスしよう。そうすれば嫌な気分もふっとぶし、いい気分で食事を食べることができる」とかなんとかそんなこと。

図書館の中を見回っていたら女の人がフェリーニの「81/2」を見ていて、思わず話しかけようかと思ったが、昔に見たこの作品は印象には深く残っているもののたいして面白くなかったことというか意味が分からなかったことを思い出してやめた。ただ今見ればもうすこし楽しめるんじゃないかとは思う。つまりは考えなおした結果、やっぱりその人に話しかけなかったのはかわいくなかったから、だと思った。

こうやって学校にいるのは引っ越してすぐの家にネットがないのでブログを更新しに学校にきているわけではなくて、服にお香の匂いがしみついていい感じ。メディアでのバイトがあるわけだけれども、ただイスに座って適当にパスコンいじってカメラ借りたいという人がきたら丁寧に営業スマイルを施せばいいだけなので楽だ。最近は楽天が頑張ってくれたおかげで中日は後退するし、阪神の調子はいいわで、素晴らしい。ただどこぞのツバメ野郎が後ろから虎視眈々と虎の尾を狙っているので、虎視眈々と虎を狙うというのはなかなかおもしろいと思った。

勘のいい人なら気づいていると思うがいい加減ブログの更新が億劫になってきている。その理由を考えると、誰かのために書いてるわけではないからではないかと思う。誰かを救済できるようなブログが書けたら、軽やかに飛ぶことができるかもね〜〜ぶり。

(5月28日 14時50分)