学校にて横にいる竹林が俺のこと書け書けと五月蝿い

今日は以前から話のすすんでいたシェア計画を実行に移そうと、友人と不動産屋に行ってなんたらかんたらと物件を見たりしてきた。しかしいい物件が既になくなっていたり、敷金礼金がやたらと高かったり、不動産屋のうだうだ長い話がうざくて「シェアしようぜ!」みたいなテンションがガクンと下がった。ボク自身は確かに高い金云々はイヤなのだけれどやっぱシェアなんてのは学生時代でしかできないことなのでできればやりたいなあと思うのだが、シェアした後にこれまで仲の良かった友人がボクの大事に冷蔵庫に保存しておいたプリンを食ってしまった云々で仲が気まずくなるのはイヤだなあ、とかいろいろと考えなくてもいいことを考えてしまうので、いろいろとテンションは下がることはある。

まあなにをやるにしても始める頃にはいろいろと面倒くさいことがあるのでなによりもやっぱ一歩踏み出して、やってみなきゃわかんないじゃんノリでまあ自分の中で落ち着き始めていたところ、親父からメールがきて、「大学時代に親友をつくることは非常にいいことですが、実際に共同生活をすることになれば、経験上から言うと、いろいろ軋轢が出てきたり、また勉強にも支障が出たりする場合が多いものです。出来たら、今のままいてほしい。駅から遠くて不便かもしれませんが、自分で探してきた下宿なので辛抱していただければ有難い。なお、最近出費がかさんだので節約に向けて努力していく覚悟ですので、今まで通りご協力の程よろしくお願いします。返事のメールを待ってます。」とかなんとか言い出しやがったので余計にテンションが下がった。あと、このメールにはいくつも気になるところがあって、気に障るくらい読点が多いなあというかこれが普通で、俺の文章に読点が無さ過ぎるのかなあと思った。あと、読んでる人は随分とよそよそしいメールだなあと思うかもしれないけど、その点は突っ込むべきところではあるが、それはまあ俺と親父が実際仲が良いわけではないのでご了承いただきたい。また、俺がなにより気になったのは「経験上」という言葉で、親父がルームシェアを経験したなんて話は聞いたことがないので、この経験ってゆうのはまさか母親俺弟、てめえらと暮らしてるとまじでしんどいわってことなのかもしれん。そうなるとなかなかむかついて、確かに俺もおかんも弟も自分勝手ではあったけど、一番自分勝手だったのは親父ではないかと思うわけで、逆にああそうかい、てめえがそうくるならなんかむかつくからシェアしてやるよてめえ見てやがれこの野郎という思いになったりもしたけどやっぱどうなのかなあという思いもあって、いろいろ面倒だ。またもう一つ指摘するとすると、節約云々のくだりで、親父はどうも浪費家のようで、俺は前々から指摘しようかと思ってたのだけれど、まあ定年後でしかも妻に先立たれたような男の一人暮らしなのでまあ仕方ないかと指摘したい気持ちを抑えていたのだが、ここにきてやっとこ自覚されてもそれは俺のイライラを増すばかりか、俺の購買意欲さえも抑える要因になるので、糞親父が!と呟いたら横でヘッドフォンをつけてる竹林が、え、俺って糞かな?って聞いてきたので「いやお前じゃなくて親父のことだよ」って言うのもめんどくさいので、「お前は糞だ」って言ってやったら、ごめん、もっとおもしろい映画作るよと言いながらだいぶショボンとしてたので、申し訳ないことしたなあと思いつつも、まあ竹林は男前だからどうでもいいと思った。

学校にいると、無性に愛琉に会いたくなる。