どこでもないどこか@SFC

キャッサバのイモが成熟するこんな時間帯にパスコンに向かってつらつらと文章を書き連ねていると、自分がまるで天国というか黄泉の国というかどこか現実世界には存在しない場所というか実際のところ今は学校にいるのだけれど、学校という、学生がこぞってしょうもない勉強と不毛な恋愛に興じているような場所というにはあまりにvagueな場所に存在しているような気がして、頭がクラクラしているのがそういう認識をさらに促しているわけだが、もっと正確な言葉でいうと「どこでもないどこか」に自分という身を置いてるような感覚で、嘘つけお前、また文章をおもしろくしようとしてそんな一見複雑で表層的なことを言うておると思うリーズナブルな思考をした人たちがいるのであろうが、まあさすがに「どこでもないどこか」というのは自分の文学的感性を読者に必死にアピールしようとしてつむぎだしたというかポールオースターからのパクリなのだけれど、少なくともやはり学校という昼間ボクが人との繋がりのみを求めにきているような場所にいる気はしない。

自分のいる場所がうまくつかめないというようなことは今まで何度も経験してきたことだが、そういう時は決まって非常識な時間に非常識なこと(相対的に普段とは異なるという意味かな?自分でもよくつかめていない)をしている時がほとんどで、今はなにをしているのかというと、研究会のプロジェクトで久々に仕事っぽいことをグダグダとこなしている。それは不毛かというとまあ人間の行為なんてものに不毛じゃない行為があるとすればそれはセックスのみなので、基本的には不毛なのだが、いつも夜中に無目的にネット上を徘徊しているという行為と比較すれば相対的にではあるが不毛度は低いのではないかと思う。しかし、今は自分のいる場所、並びに自分の行為をうまく確認できずに、そういった状況がまるで指の間から滴り落ちる水のようにボクの認識の○○(適切な言葉が思いつかないのでこれでごまかすからみなさん勝手に言葉を補ってください)を滑り落ちていくので、結局は不毛という意味合いは薄いにしても、ポジティブに捉えれる状況にはいないことは確かである。

昨日から少しの間忙しくてブログを更新できていなかったのでいくつか出来事を書くと、昨日というか正確には一昨日の英語の授業で少しかわいい女の子が小悪魔的な顔をして初めて喋るという状況ながらもボクに対して英語で好意的に皮肉っぽいジョークっぽいことを言ってきたのでこれはちょっとたまらんぜと思い、その余韻にしばらく浸っていると、気づくと涎の滴る音が聞こえていたので自分の足元を見てみると直径30センチほどの水たまりができていて、そこに開発によって行き場を失ったタニシやらタガメやらが間の抜けた顔して泳いでいたので、研究会が一緒でゲテモノ食文化評論家のMさんに差し上げようと思った。

ゲテモノ評論家であるMさんは月1ですっぽんを食べに行ったり牛の生殖器を食べに行ったりという会を開催しているらしく、そういった話を少しこ洒落たバーで活き活きとまるで水を得た魚、打席に立ったガルベスのように喋るので、そしてそのギャップを楽しむ倒錯的な能力を保持しているので、これはちょっと随分と強者が現れたなあ、もしかしたらこの人は今年SFCで最もおもしろい(funnyな)人物に送られるSFCアワードの最有力候補になるのではなかろうか、と思った。

はてなダイアリーは使い方がめんどくさい、まるで自分の文章と書いている状況がつかめない。しかしボクは、見る前に飛ぶしかない。