ね、正月

新年、あけましておめでとうございます。

美味しんぼに登場する意地悪な金持ちが、正月を迎えるにあたってこう言っていました。「自分が死ぬのに一歩近づくのに、なにがおめでとうだ」
なんというしょうもない大人でしょうか。しかしボクも小学校時代、本気でそんな風に思って、新年をお祝いしている家族や親戚を軽蔑していました。今考えるとなんとも末恐ろしい子供だと思いますが、結局、人のことを思いやることのできる、なんの変哲もない優しい人間に育ってしまったようです。

神社で飲酒運転の防止のため、神酒を配るのを自粛するような動きがあるらしいです。さらにヤフーのアンケートでは、神社が神酒の配布を自粛する動きに賛成する人が、過半数なんだそうです。

そんなもんもち食って死ぬ年寄りがいるからってもちの販売を60歳以下に限定するようなもんです。しかし、エロ本を18歳以下の人間が買ったって誰にも迷惑はかかりません。紅白で裸のコスチューム着たくらいで、やたらと抗議が来るし、つるべがちんこだしたくらいでもいちいちごちゃごちゃぬかす奴が一杯いるわけです。だからもういちいちごちゃごちゃ言うな、ととにかく言いたいわけです。

木村明浩さんだってごちゃごちゃ言わんと誰が一番おもろいか決めたらええんや!と言っています。ついでにこうも言っています。ひじきは別腹と。もう日本中の人がいちいちごちゃごちゃ言わなかったらいいのに。幽遊白書の魔界統一トーナメントでムクロを破って優勝したおっさんは、私が言いたいことは一つだけ、人間界に迷惑をかけないことです。なんてシンプルなんでしょう。たったこれだけの法律でも、人間界に侵入して暴れるような妖怪はいなかったそうです。

要は、いちいちごちゃごちゃ言う奴がいるから、それに比例して悪い(とされている)ことをする奴が増えるわけ。多分、法律の形成ってのはこういうプロセスなのではないかしら、時系列的ではなくて思考のプロセスね。なーんも法律が無いと、人を殺しちゃう奴がでてくる。それだと殺された奴と殺された奴の身近な奴がかわいそうだし、身近な奴がごちゃごちゃ言うから、人を殺しちゃいけないって法律を作りますわな、そしたらナイフで切りつけるけど殺しはしなかったってんで、死んじゃいないけど十分迷惑じゃ!って奴がでてきてナイフできりつけることも法律で禁止される。そんじゃ殴ることも殴られた奴からした迷惑じゃ!!ってんで殴っちゃいけないという法律作る。そしたら家の前に駐車されたら迷惑じゃって奴のためにも駐禁の法律作って、音楽パクられたら迷惑じゃって奴のためにも著作権の法律作って、テレビでおまんこって言われたら迷惑じゃって奴のためにも放送禁止語みたいなんができて、そしたら迷惑主張する奴がどんどん増えていって、いろんなことを禁止しなければならなくなる。別に迷惑じゃ!!って言ってる奴が悪いわけじゃないけど、要はなんでもかんでも禁止したりする風潮になったらなんもできんくなるわ!ってこと。だから、ここいらでちょっと規制をゆるくして、おまんこくらいテレビで言いまくれる社会にしてみましょうよ、ねえ今年もよろしく、女優で紅萬子(くれないまんこ)ってやつがいるらしい。NHKのドラマにもでてたこれまじ!!